吉川警察署(江田浩之署長)は5日、社会貢献を目指す三郷市幸房の(株)BUS STOP(中村巧代表取締役)と「安全で安心なまちづくりに関する協定」を締結した。
内容は、犯罪予防、交通安全、防災、青少年健全育成、子どもや高齢者の保護など多岐にわたる。第1弾は12月21日にJR武蔵野線「吉川美南」駅西口で行われる防犯キャンペーンで、同社はキッチンカーで会場を盛り上げる。
同社は2020年、同市内にオープンしたデカ盛りから揚げ専門店。「開店以来、多くのメディアに取り上げられ、遠方からもお客さんが来るようになった。その集客力を生かして地域貢献をしたい」(中村代表取締役)と同署に協力を申し出た。店内に交通安全ポスターを貼ったり、チラシを弁当の袋に入れたりするなどさまざまな方法を模索していく予定だ。
「特殊詐欺や闇バイトなどの情報提供をして顧客に広めてもらい、警察だけではできないことを一緒にやっていきたい」と同署生活安全課の髙野諭課長は話す。江田署長は「心強いパートナーを持った。安全・安心なまちづくりを一緒にしていきたい」と話していた。
吉川/安心安全なまちに飲食店と防犯協定