吉川市

吉川/産業を体感し学ぶ

吉川でフェア

重機の操縦に挑戦する子ども
重機の操縦に挑戦する子ども

 市内事業者の交流を深め、経済活動の活性化を図るため、吉川市は6回目の「吉川市産業フェア」を6日、市民交流センターおあしすで開催した。
 農×工×商の事業連携に、「産業を通じて学びの場も」と、子どもの仕事体験イベント「よしかわキッズタウン」や同市の特産品などを販売するマルシェも同時開催された。
 農業では、市内の農園「こうろくファーム」や「西山園芸」などがPRブースで農産物や花苗を販売。商業では、「アヤベ洋菓子吉川工場」がバウムクーヘンやチーズケーキ、クッキーを販売し、人気に。永沼麻美さん(46)は「バウムクーヘン目当てで来ました。おいしいですよ」とうれしそうに買っていた。
 その隣では「よしかわキッズタウン」が行われ、子どもたちがカフェの店員になって働いた。「おばあちゃんのカフェをたまに手伝っていて、やってみたかった。ちょっと難しかった」と小3男子は話した。屋外では、「昇栄建設」の重機操縦体験もあった。「難しかったけど楽しかった」と鈴木柚媛さん(9)は興奮気味だった。
 「ものづくりアワード」の表彰式では、「丸石サイクル」の次世代電動アシスト自転車が大賞に選ばれた。1回の充電で1000㌔走ることが評価された。優秀賞は「コーワプラス」。廃棄されるもみ殻とプラスチックを半々に使ったコップで、エコで、着目点もよいとの評価。特別賞は「こうろくファーム」の「フルーツチップ」だ。無添加で収穫したリンゴやイチジクなど旬な果物を薄切りして干したもので、砂糖不使用なのに甘さがあり、今回の販売でも人気があった。
 「実際に土木や建設業の仕事を子どもたちに体験してもらうことで、面白いと思ってもらえたらいい。初めてキッズタウンとコラボして、いいPRになった」と同市産業振興部の小林千重部長は話していた。