吉川市

吉川/日差しに耐えて深紅の花鮮やか

鮮やかな深紅の花を咲かせるセンニチコウ
鮮やかな深紅の花を咲かせるセンニチコウ


 吉川市立北谷小学校の入り口にある蓮沼たかさんの花畑では、毎年、四季折々の花が開き、通学時の子どもたちの目を楽しませてくれています。しかし、今年は春先からの異常気象で花々にもダメージがあったらしく、6月のスカシユリの花は数も少なく背丈もあまり伸びずに、低い位置で色を競い合っていました。
 夏休みも終わり新学期の通学路には昨年は、朝は真っ白に、下校時には真っ赤になる酔芙蓉(すいふよう)の花が目に留まりましたが、今年は葉が青々として、やっとつぼみがほころび始めた状態です。
 蓮沼さんは今年の花が少ないことを見越していたかのように、早々とセンニチコウの種をまいたのでしょうか。深紅の花が色鮮やかに咲いています。
 センニチコウは、千日と名づけられたように、長い間、真夏の暑い日差しにも耐えて元気に咲くということで、花言葉も「終わりのない友情、永遠の愛」などがあります。昨年の白やピンクと3種類そろい踏みして、後ろにある酔芙蓉に早く咲くように手を広げているように見えるのです。
 まだ暑い日が続くこの時期、きれいな花たちに子どもたちの登下校を優しく見守ってもらいたいと思うのです。 (戸)