吉川市

吉川/「誰もが集える福祉の拠点」 旧庁舎跡地 民間活用最大限に


 吉川市は6月25日、新庁舎移転後の旧庁舎跡地(同市吉川2の1の1)について、「吉川市福祉の拠点整備基本計画」を策定したと発表した。
 昨年5月に取りまとめた「基本構想」には、民間活用を検討する項目として「高齢者の生きがいづくりの場」、「障がい者の生活支援の場」、「誰もが集える場」などの施設整備方針が盛り込まれた。さらに、有識者や市民による「検討委員会」で施設に導入する機能や事業手法などを検討するとともに、民間事業者を対象とする市場調査を実施。これらを踏まえて「基本計画」が策定された。
 施設整備コンセプトは「市民の誰もがつながり、くらしを支える福祉の拠点」で、導入可能機能として、民間を活用した福祉サービス施設、生活利便施設、地域コミュニティー施設(交流スペース)を挙げている。現在、旧庁舎第二庁舎に入居している同市社会福祉協議会事務局などは必須機能として残す。また、相談業務を充実させるほか、有事の際の避難所としての転用についても検討する。
 建設については、市の財政負担の低減を図るため、民間活力を最大限に活用。する。
 今年度から来年度にかけて事業者を公募。2026年度に設計、建設を行う方針だ。