虐待など捜査協力 吉川署
吉川警察署(江田浩之署長)は8日、吉川市美南5の「ジュピターどうぶつクリニック」の豊田広獣医師(60)に、これまでの捜査協力に対して感謝状を贈った。
吉川署と豊田獣医師は約1年半前に同病院前に捨て犬がいたことからつながりができ、それ以来、「ことあるごとに捜査協力をしていただいている」(生活安全課の坂口信介課長代理)という。
動物をめぐる案件で、虐待など事件性の有無は同署だけでは判断できず、専門家の協力が不可欠。豊田獣医師にはこれまで、川に流れてきた犬の死因や、金網に突っ込んで首のとれた鳥が虐待ではないかなどの判断を無償でしてもらってきた。
同署で行われた贈呈式で、江田署長は「人為的なものか、この足跡はどんな動物かなど、警察では対処できないことを教えてもらい、大変感謝している」と謝意を述べた。豊田獣医師は、「気にしていなかったので(感謝状には)びっくりした。今後ともよろしくお願いします」と話していた。