市民一体でSDGs学習
吉川市が2月9日から25日まで、17日間にわたってSDGs(持続可能な開発目標)に取り組む「よしかわSDGsアクション!」を市民交流センターおあしすのエントランスで開催した。
SDGsは、2015年の国連総会で採択された17の国際目標。30年までに持続可能でよりよい世界を目指すとしている。
同市は、SDGsについて「知る」「広げる」「動く」活動を推進しており、市や市民、事業者などが一体となってアクションを起そうと開催した。
イベント期間中、SDGsの目標を分かりやすく解説したパネルの展示や、遊びながらSDGsについて学べるクイズラリーを開催。参加者には、プラスチックの代わりに、竹から採取した繊維を固めたエコ素材「バンブーファイバー」で作った「マイはし」がプレゼントされた。
10日には同市児童館ワンダーランドで、コカ・コーラボトラーズジャパンの協力を得て「ペットボトル7秒チャレンジ」を実施。7秒間でペットボトルの分別に挑戦するもので、遊びながらゴミの分別や再利用の大切さを学んでもらった。
また、12日にはおあしすのミーティングルームで、小学校低学年と保護者を対象に、あいおいニッセイ同和損害保険の協力で「ファミリー向けSDGsワークショップ」を開催。ビンゴゲームなどを通して家族でSDGsについて考える場を設けた。
パネル展に来場した10代の学生は、「学校でもSDGsを学んでいるので、こうしたパネルがあると再確認できる」。3歳の子どもを連れた主婦は「ゆっくり見たいが、子どもが動き回るので、家に帰ってよく見ます」とチラシを手にしていた。
企画した同市政策室は「入ってすぐ17のマークが分かるようにきれいに展示しました。通る人が関心を持ってくれ、アクションを起こしてくれれば、なおうれしい」と話していた。