久しぶりにさわやかに晴れた5月25日の朝、吉川市吉川1丁目の住宅街にあるビニールハウスの中で、見事に咲いているさつきの花を見つけた。傍らで枝の剪せん定ていをしていた増田道敏さん(82)に話を聞いた。
さつきの盆栽を始めたのは40年ほど前のさつきブームの時。初めは見よう見まねで苗から育てたが、枝ぶりが気に入らないなど大変苦労したとのこと。
独学でいろいろ研究し、今では大小取り交ぜて50鉢前後を栽培している。今年は近所の人に誘われて、5月20、21の両日開催された「吉川さつきの会」主催のさつき展に出品したところ、会長賞を受賞したという。
「花が終わってからの枝の剪定で、来年の花のつき具合が決まるので、苦労もするけど、楽しみもあるのです」と増田さんは笑顔で話していた。 (戸)