八潮市

八潮市/大原中で「お金と保険」の授業

 八潮市立大原中学校(猪原誠一校長)で6日、明治安田生命保険相互会社の協力で、「人生100年時代の自助」をテーマに、「お金と保険」について学ぶ授業が行われた。

八潮市立大原中学校で行われた「お金と保険」について学ぶ授業
八潮市立大原中学校で行われた「お金と保険」について学ぶ授業

 3年生175人を対象に行われた出張授業で、今年度から高校でスタートした金融教育に興味を持ってもらおうと実施した。昨年10月に八潮市と同社の間で包括連携協定が結ばれたことも後押しした。

 出張授業は体育館で行われ、同社の柿沼大樹さん(31)が「長生きのリスク」や貯蓄、保険、投資などについて話した。柿沼さんは「責任ある大人になる際に必要なのはお金だが、お金を増やすのに必要なのは情報」と強調。「新聞を読んだりニュースを見たりすることが重要。ネットだけでは得られない正しい情報や知識を精査し、自分の情報として身に付けてほしい」と述べた。


 島田翔馬君(15)は「これまで保険金融などは身近に感じていなかったが、今日の話を聞いて考えが変わった。自分たちでも予測のつかないリスク対策を今後よく考えたい」と話した。

 猪原校長は「出張授業などで夢をつかむテーマは多いが、リスク回避の話はほとんどない。子どもたちに早い段階で伝えてあげられるチャンスだと思った。今後、未来を考える上でリスク回避の選択肢も考えてもらいたい」と話していた。