八潮市西袋の「八潮幼稚園」(小澤正美園長)でこのほど、八潮中央総合病院(同市南川崎)のスタッフによる「手洗い教室」が行われた。
同病院は部署を越えた「感染対策委員会」を設置しており、地域でも感染対策をと6年前から市内の小学校で「手洗い教室」を実施。昨年からは幼稚園でも年長組を対象に始めた。
今回は、同委員会の保坂俊学さん(42)(放射線科)と看護師の横山昌代さん(41)が講師として参加。「手を洗わないと、ばい菌を大好きな両親や先生、友だちにうつしてしまう。手洗いをすることで、自分はもちろん、大切な人も病気から守ることができる」と教えた。
その後、園児たちの手に、ばい菌に見立てた、ブラックライトで光る特殊なクリームを塗り、光を当てて光っていることを確認。手洗いの後、もう一度光を当てて洗い残した部分を確認し、次に手洗いする時は注意するよう指導した。
保坂さんと横山さんは「今日のことを思い出して手洗いを実践してもらいたい。病気にならないように元気に暮らしてもらえれば」と話していた。