日本最大の洋菓子コンテスト「2021ジャパン・ケーキショー東京」(東京都洋菓子協会主催)の「ギフト部門」で、八潮市中央の洋菓子店「る・菓壇」のパティシエ、丹治政人さん(32)が作った焼き菓子「幸せの黄色いレモンケーキ」が金賞に輝いた。
丹治さんは千葉県松戸市出身。同市立松戸高校卒業後、料理人の兄の姿に憧れてシェフを目指し、東京製菓学校へ入学。菓子職人として、都内4店舗で腕を磨いた。4年前、結婚などを機に松戸市に戻り、「る・菓壇」でパティシエとして腕を振るっている。
「ケーキショー」への挑戦は6回目。自分の時間をフルに使い、試行錯誤を重ねて考案した「幸せの黄色いレモンケーキ」は、しっとりとした食感が特徴の「これまでにはない焼き菓子」(丹治さん)。粉糖とレモン果汁を混ぜた「グラス・ア・ロー」で周りがコーティングされ、シャリッとした食感も味わえる。
丹治さんは金賞受賞に「6回目の挑戦で夢がかなった。最初は驚きしかなかったが、周りから“おめでとう”と言われるたびに、実感が湧いてきた」と喜んでいる。
同店は丹治さんの「幸せの黄色いレモンケーキ」の金賞受賞を祝い、今月3日から1日12個の限定販売をしている(1個525円、八潮本店のみ)。
<問い合わせ>る・菓壇☎997・7777。