「八潮青年会議所」(川田大輔理事長)は10月4日、同市南川崎の県立八潮南高校(町田徹校長、生徒676人)の商業科の3年生13人と、地元産の野菜を使った食事メニューを考案する「課題研究」授業をスタートさせた。
同青年会議所が学校側に働きかけて初めて実現した。「課題」は地元産の小松菜や枝豆、トマトやナスなどの「八潮の八つの野菜」を食材とし、“八潮の顔となるメニュー”を作ること。
青年農業者でつくる「八潮市青耕会」(恩田圭幸会長)も全面的に協力。新鮮な野菜を高校生に提供する。開発する地域メニューは、同市中央のピザ専門店「il Cēppo(イル・チェッポ)」(枡谷泰平代表)の新メニューになる予定。「課題研究」は全7回で、生徒らは原価も考えて新メニュー作りに取り組む。6回目の授業で新メニューを完成させ、枡谷代表が実際に店で出せるメニューかを判断する。7回目にPR資料を作成して終了する。
同日は趣旨の説明やパネルディスカッションが行われた。参加した有賀あみさん(17)は「八潮市ならではの新メニューを開発したい。楽しみながら取り組みたい」と意欲をみせた。
八潮南高校で商品開発授業