八潮市

八潮/イベント企画会社と災害時炊き出し協定

 八潮市は12月24日、イベントの企画やキッチンカーのマッチングなどを行う(一社)「The Yashiostyle(ザ・ヤシオスタイル)」(福元伸吾代表理事)と「災害時におけるキッチンカーによる炊き出し等に関する協定」を締結した。

協定書を持つ大山忍市長 (左) と福元伸吾・代表理事


 この協定により市は、大規模な地震やその他の災害発生時、またはその恐れがある場合に、避難所などでキッチンカーを活用した炊き出しなどを同団体に依頼でき、避難者に対して迅速に支援を行うことができる。

 同日、市役所で行われた締結式で大山忍市長は、「避難生活で食事は重要」とし、「(同団体には)普段からお祭りなどで協力していただいている。地元の協力を得られるのは市民の安心・安全にもつながる」と謝辞を述べた。
 一方、福元理事は、協定締結に至った背景として「八潮市商工会青年部に所属していた経緯もある」と指摘。「現在、約60組近いキッチンカーがパートナー登録している。市と協力体制を取り、地域の防災力強化の一助を担えれば」と話していた。

 同団体はやしお駅前公園で毎年夏に開催される「夜空のマルシェ」を主催しているほか、昨年の「やしお市民祭り」では30台以上のキッチンカーを手配するなど、市内外での地域イベントで活躍している。