八潮市はこのほど、保育士専門の求人･転職支援サイトなどのITビジネスを展開する｢ネクストビート｣(三原誠司社長、東京･渋谷区)と｢保育人材の確保等に関する連携協定｣を締結した。
この協定により両者は、保育人材の確保と定着化、保育の質の向上、保育分野に関する情報共有を図り、同市内の保育施設により多角的な支援を行うことで、地域社会全体で子育て支援の充実を目指す。また、市内の民間保育施設は同社が提供する有料広告を割引で利用可能となる。
さらに同社は、保育人材の確保や定着に受けた研修の実施を無料で担う。また、同社は保育施設での採用や業務改善、職員の定着や経営などの課題をテクノロジーの力で解決するプラットフォーム｢保育士バンク❢｣を運営しており、登録者に対し市の情報をメールマガジンで配布することで、求職者にアピールすることもできる。
市役所で行われた締結式で、同社の大木雅志･執行役員CSO(最高戦略責任者)は｢保育業界全体の発展に貢献し、八潮市内の保育施設への支援をさらに充実させたい｣と強調。大山忍市長は｢市内保育施設の保育人材確保や保育の質向上を進め、将来の八潮市を担う子どもたちの健やかな成長につなげていきたい｣と話していた。