八潮市は9月24日、災害時の応急対策活動に必要な物資の提供などを行っている「NPO法人コメリ災害対策センター」(捧雄一郎理事長、新潟市)、パチンコホール経営の「遊楽」(密山暉和社長、さいたま市)とそれぞれ「災害時応援協定」を締結した。
コメリ災害対策センターとの協定は「災害時における物資供給に関する協定」で、大規模な地震や風水害などの発生時に応急対策活動に必要な物資を供給してもらえるようにするもの。
一方、遊楽との協定は「災害時における車両の一時退避場所の提供に関する協定」で、大規模な災害発生時などに市の公用車や近隣住民の車両の一時的な退避場所として、TX(つくばエクスプレス)八潮駅前にある遊戯施設の立体駐車場を提供してもらえるようにするもの。
大山忍市長はコメリ災害対策センターについて「被災者の支援には多種多様な物資が必要になってくる。協定締結でさまざまな物資を供給していただける」とし、遊楽については「近年、水害が激甚化、頻発化している。477台もの車両の一時退避場所として立体駐車場を提供いただけることは市民の安心にもつながる」と謝意を表明した。
八潮/車両退避所など2社と災害協定