八潮市は8月2日、市内の段ボール製品製造業「光永」(川田彰社長)と「災害時における段ボール製簡易ベッド等の供給に関する協定」を締結した。
これにより市は、大規模な地震や災害発生時または発生が懸念される場合、同社が取り扱う段ボール製簡易ベッドや段ボール製間仕切りなどの製品の供給や運搬を要請することができる。
市役所で行われた締結式で、大山忍市長は「大規模災害の発生時、避難所の生活でベッドや間仕切りなどが必要になる」とし、「少しでも日常に近い状態で過ごしていただくことで、危険リスクも緩和される」と意義を強調した。
川田社長は「中小企業としての小回りを生かし、納期や緊急時の対応など、出来る限りの努力を尽くす」と約束した。
同社の簡易段ボールベッド「ニュー簡太くんⅠ」と「ニュー簡太くんⅡ」は、使用するパーツが少なく、軽くて扱いやすい。接着剤やガムテープも不要で、誰にでも簡単に組み立てられるとして、今年1月、「八潮ブランド」に認定されている。