八潮市

八潮/「無関心が一番の罪」 八潮明社

市民団体に助成金

 「八潮明るい社会づくり運動協議会」(大久保龍雄会長)はこのほど、八潮メセナで開いた第30回総会で、市内で活動する市民団体などに助成金を贈った。

活動団体に助成金を手 渡す大久保会長 (左)


 対象となったのは、市内の五つの中学校で「いのちの授業」を実施している「小中学校校長会」、青少年の育成、障害者との交流や介護が必要な人を応援する団体や環境問題に取り組む団体、異文化交流を通して共生を図る団体など、計12団体。

 大久保会長はあいさつで、マザー・テレサの言葉から「わたしたちのしていることは、大海の一滴に過ぎません。ですが、もし、これをやめれば、大海は一滴分小さくなるでしょう」「愛の反対は憎しみではなく無関心」を引用し、「無関心が一番の罪」と強調した。さらに、「法人の参加がありがたく、本当に心強い。義務感、使命感を再確認し、今後も皆と力を合わせながら、市内を明るく盛り上げる活動を継続していく」と述べた。


 同協議会は1994年設立。市内で奉仕活動や社会活動などを行う団体に毎年、助成金を交付している。この日は同協議会30周年の記念式典も開かれ、日本赤十字社県支部の森尾博之事務局長に能登半島地震被災地の義援金として30万円を手渡した。