八潮市八條の「東埼玉資源環境組合し尿処理施設」の跡地に、このほど、同市内初の天然芝を敷設した多目的運動広場「八條北運動広場」が完成し、利用が開始された。
同広場は東埼玉資源環境組合が3年ほど前から、同処理施設の解体と共に整備を進め、昨年、市が防球ネットなどを設置し、今年6月末に完成した。総面積は約8700平方㍍で、天然芝部分は約4680平方㍍。天然芝の周囲には3㍍の防球ネットが張られ、62台駐車が可能なアスファルト舗装の駐車場(うち1台は障害者用)や、男女兼用の仮設トイレ、少年サッカー用ゴールが設置されている。また、移動式シェルター(日よけ)などもある。
天然芝の養生期間を考慮して、年間の利用期間は5月1日から10月31日まで。使用料は無料で、利用する2か月前の19日から受け付けを開始する(利用希望日が9月15日なら、申し込みは7月19日から)。ただしサッカーなどのスポーツ活動は土日曜・祝日のみで、ラジオ体操などの軽運動活動は、曜日に制限はない。
利用できるのは、市内在住、在勤、在学者で構成された団体や、同市スポーツ協会少年団または同市レクリエーション協会の加盟団体などの4人以上の団体。天然芝を傷めるため、スパイクの使用やバッティングを伴った野球は不可。利用する場合には、同市スポーツ振興課(☎996・5126)に申し込んで、留意事項などを確認する。
同市スポーツ振興課の五十嵐睦課長は「八潮市初の天然芝運動広場。天然芝の良さを味わうためにも、ぜひ利用してもらいたい」と話している。