谷口智美ちゃん「ハリセンボンの冒険」 来月、ルーヴル美術館展示
八潮市大瀬の谷口智美ちゃん(5)(南川崎保育所年中)の作品「ハリセンボンの冒険」がこのほど、住友生命保険相互会社が主催する絵画コンクール「目指せ❢ルーヴル 第46回 こども絵画コンクール」(協賛・全国造形教育連盟、日本教育美術連盟、後援・文化庁、在日フランス大使館、ルーヴル美術館ほか)の幼児0~4歳部門(応募時点)で銀賞を受賞した。3月22日から4月8日までパリのルーヴル美術館で作品が展示される。
今回のテーマは「しあわせ、みつけた❢」。智美ちゃんは昨年夏頃、同市で齋藤洋子さんが主宰する子ども絵画教室に入会。どういう絵を描くか迷っていた時、海中を幸せそうに泳ぐハリセンボンの写真を見て、これを描こうと決めた。「丸い体を描くのが難しかったけど、鉛筆やクレヨンで一生懸命頑張った。海は濡らした紙に絵の具をたくさん付けて塗り、ティッシュで後からポンポン拭き取った」という。「受賞を聞いた時はとってもうれしかった」と満面の笑顔を見せた。
母親のまり恵さん(37)は「いつも楽しく絵を描いている。他にも英語やピアノを習っているが、娘のやることを応援し、良いところを伸ばしてあげたい」と話し、「ルーヴル美術館に行くのが今から楽しみ」と喜んでいた。
同コンクールは昨年3~9月に募集が行われ、計7万5650点の作品が集まった。全国の同社各支社で全国審査会出品作品(最優秀賞)を選出。10月の全国審査会で入賞者(特別、金、銀、銅、秀作各賞)を決定し、今年1月に各部門の特別~秀作賞を東京タワーフットタウン「タワーホール」で展示した。
ルーヴル美術館では、各部門の特別、金、銀各賞計105点が展示、一般公開される。