「第14回やしお枝豆まつり」のイベント第1弾、「やしお枝豆ヌーヴォー祭」が5月27日、つくばエクスプレス八潮駅前の商業施設フレスポ八潮イベント広場で行われた。同市は県内有数の枝豆の産地で、枝豆のブランド化をアピールしようと2010年から行っているもの。主催は八潮市商工会、共催は八潮市と八潮市観光協会。コロナ禍でこれまでは規模を縮小。昨年は通常開催に戻したが、試食会を実施しなかったため盛り上がりに欠けた。今年は試食会も解禁し、多くの人出でにぎわった。
この時期採れる枝豆「神風香」を試食に出すと、瞬く間に行列ができた。1回30人ずつ、20分ごとに行われる試食会は大盛況だった。朝採れ枝豆をすぐにゆでて塩で味付けし提供。「採ってすぐゆでるのがおいしい。ゆでて凍らせるのもおいしいんですよ」と、八潮市くらしの会の古庄よしえ前会長(83)。甘くコクがあり、後味もよい逸品だ。試食した人は「枝豆はもちろんだが、ゆで加減、塩加減も最高」と口をそろえた。その味を求めて枝豆販売の列に並ぶが、購入できたのは約1時間後。それでもうれしそうに枝豆を手にしていた。
来場者数が予想を大きく上回ったため、トラックで会場と畑を何往復もして枝豆を追加提供。この日は午後5時に袋と束を合わせて800個が売り切れた。商工会事務局長の宍倉身さん(63)は「予想を上回る盛況。これを機に八潮の枝豆をPRしてきたい。6月18日はさらに会場を広げて行うので期待してほしい」とうれしそうだった。
次回は今回出店した枝豆・小松菜入り八潮焼きそばのほか、菊水堂のポテトチップ、枝豆プリン、枝豆ようかんなど種類も増やす予定で、さらに盛り上がりそうだ。 (都)
朝採れ試食盛況 八潮の枝豆PR