草加市

草加市/春の訪れ告げる「松のこも外し」

 草加市の春の風物詩「松のこも外し」が6日、市委託の造園業者の手で行われた。

 松の幹にわらで粗く編んだ「こも」を秋口に巻き、越冬する害虫を誘い込んで駆除する昔ながらの方法。例年、啓蟄(今年は6日)の時期に「こも」を外して処分する。

 造園業者は松並木の北側から順に、松の木の地上1~1・5メートルほどの位置にくくりつけていた2本の縄をはさみで切り、素早く「こも」を外すと、松の木についていた繭まゆ状のクモの巣などを取り除き、消毒薬を散布していった。