草加市サッカー協会(松澤輝雄会長)は1月30日、同市立清門小学校で、「三菱重工浦和レッズレディース」の植村祥子選手(29)を招いて「女子サッカー教室」を行った。
JFA日本サッカー協会(田嶋幸三会長)が進める女子サッカーの普及活動に応えたもの。
植村選手は同小の卒業生で、草加市サッカー協会所属の唯一の女子チーム「草加アミスタ」の出身。同協会の原田美唆夫副会長(67)が植村選手にサッカーを教えていた経緯から、講師に招かれたという。
教室には同小5、6年生女子の希望者約30人が参加。原田副会長が進行を務める一方、植村選手はトラップやフェイント、シュートなどの手本を見せ、一人一人に具体的な指導を行った。植村選手のシュートがゴールに決まると、児童らから感嘆の声が上がっていた。
その後、児童同士のミニゲームや、最後には大人対参加児童全員での試合が行われ、大いに盛り上がっていた。
同市瀬崎を拠点に活動する「瀬崎サッカースポーツ少年団」所属の5年生、平井香凛さん(11)は「パスの仕方やトラップ、フェイントなどを教えてもらい、相手への身体の向け方なども学ぶことができた。女子選手権出場を目指して頑張っていきたい」と目を輝かせていた。
植村選手は「自分がリーグのトップで活躍することで、子どもたちがサッカーに触れる機会を増やし、女子サッカーの人気を広げていきたい」と話し、「サッカーに触れると同時に仲間を作り、つらいことや悲しいことを乗り越えてもらいたい」と激励していた。