草加警察署は10日、草加駅を中心に「110番通報の正しい理解と適正利用」の啓発活動「110番の日ダイバーシティキャンペーン」を行った。
昨年、同署に寄せられた110番通報数は約3万7000件。このうち交通事故の通報は約8800件、不審者などの情報提供は約5500件、通報以外の要望・苦情は約4000件。一方で、いたずらや間違いなどは6200件に上る。
キャンペーンでは、草加市のマスコットキャラクター「パリポリくん」も参加し、同署員が駅コンコースで英語通訳や手話も交えて、110番通報の適切な利用などを呼びかけた。
責任者を務めた同署の椎名美雪地域課長は「110番は警察官が現場に駆け付けるための緊急通報。その際は現場を離れず、住所や目標物、路線や交差点名などを確認してからの通報を」と述べ、「悩みや心配事など緊急時以外は警察相談ダイヤル♯9110を利用してほしい。聴覚障害者や言語障害者などはメールやFAX110番の活用を」と呼びかけていた。