草加市

草加市・草加四季の写真コン 本社賞に飯田さん

 草加市の四季折々の自然景観や郷土芸能、祭り、文化財、イベントなど、観光宣伝に役立ちそうな写真作品のコンクール「第25回草加の四季観光写真コンクール~草加の素敵な風景を教えてください~」(草加市観光協会主催、草加市、東武よみうり新聞社など後援)の審査会が10月24日に同市役所で行われ、各賞が決定した。

 今回は市内外から53人、165点の応募があり、審査の結果、同市谷塚町(撮影当時、現在は愛知県名古屋市)の新谷精二さん(82)の作品「デッドヒート!」がグランプリの「観光協会会長賞」に輝いた。


 同作品は昨年12月、綾瀬川で行われた「第2回松尾芭蕉杯カヌー大会」のスタート直後の様子を撮影したもの。逆光になった人物と、巻き上がる水飛沫の対照が美しく「光る水飛沫に、ここまで綾瀬川をきれいにした苦労までわかり、感動して撮影した。コロナ禍で外出がままならない中、元気をもらえた風景。前回はありきたりだったので、今回は工夫した」と喜んでいた。
 また「東武よみうり新聞社賞」は東京都足立区の飯田芳正さん(75)の「桜の下でラジオ体操」が受賞した。飯田さんは「公園でのラジオ体操は珍しくないが、広い公園で大勢が体操していて、桜を主人公にしたらと思い、シャッターを切った」と振り返った。

 両賞を含む入賞作品は、来年1月5日から18日の午前9時から午後5時まで、草加駅東口のアコスギャラリー小で展示される。
 入賞作品は次の通り(敬称略)。

観光協会会長賞=「デッドヒート!」新谷精二(草加市谷塚町、当時)▽草加松原賞=「祭りの灯り」三原俊郎(同市清門)▽そうか桜(しだれ桜)賞=「そうか桜の下で」小池基夫(東京都文京区)▽特選=「さわやかさん」大嶋宏(草加市花栗)、「桜爛漫の中の和舟」荒井正次(同市金明町)▽佳作=「小さな人」山崎博(同市新栄)、「今昔の架け橋」藤原正宜(加須市不動岡)、「さっぱりした芭蕉さん」松本一男(草加市谷塚町)、「輝くイルミネーション」伊藤清明(草加市氷川町)、「躍動感」浜野昭生(草加市栄町)、「雪の望楼」坂本正弘(草加市住吉)▽東武よみうり新聞社賞=「桜の下でラジオ体操」飯田芳正(東京都足立区)▽フォトライフサポートセンター賞=「初雪の朝」米山臣行(草加市八幡町)。