草加市清門の市立新田西文化センターで8月20日、ボッチャの体験会が行われ、9歳の子どもからお年寄りまで12人が参加して、先の東京パラリンピックで一躍、注目を浴びた競技を楽しんだ。
ボッチャはヨーロッパで、運動能力に障害のある競技者向けに考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目の一つ。ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤と青のボール(対戦チームそれぞれが6球ずつ持つ)をいかに近づけるかを競う。
同日は、公益財団法人「草加市スポーツ協会」(谷古宇勘司会長)の職員2人が講師を務め、9歳から78歳までの12 人が、ルールや得点するための基本的な技術を学んだ。
ボッチャの体験は2度目という同市立清門小学校3年の秋田航太君(9)は「今年6月に初めてボッチャを体験し、楽しかったので今回も参加した。知らない人たちとチームを組んで試合をしたのもよい思い出。また機会があれば参加したい」と笑顔で話していた。
昨年開催の東京2020パラリンピック競技大会では、同市出身の髙橋和樹と、アシスタントの垰田佑志郎選手が「ボッチャ混合ペアBC3」に出場。「BC3」クラスでの日本初のメダルとなる銀メダルを獲得している。同協会は「今後もボッチャのイベントを計画し、髙橋選手、垰田選手が活躍した人気種目に触れてもらいたい」と話していた。