草加市瀬崎の「瀬崎浅間神社」で7月2、3日の両日、例大祭「疫病退散・新型コロナ早期終息特別祈願祭」が実施される。
昨年同様、コロナ禍のため神輿渡御は中止となり、神社に参拝に来られない人のために御祭神が〝出張〟して、道中各所で参拝してもらう「鳳輦渡御」を行う。
3日の午後1時に宮出しされ、氏子各町会の瀬崎第一、第二、第三町会と谷塚コリーナ自治会のエリア、約4㌔を巡行して、同4時50分に蔵入りする予定。巡行者は3回目のワクチン接種済で独自に発行している〝証明書〟を携帯している。
また、大太鼓を乗せた山車を引く「子ども曳太鼓」が3年ぶりに実施される。太鼓を引くのは小学生以下の子どもたち(当日に抗原検査を実施)。こちらは、2日午後1時に出発し、同神社のある瀬崎3丁目内の約2㌔の道のりを巡行する。
昨年同様、御札や御朱印などは配布されるが、出店は中止となる。
氏子総代の浅古八郎さん(77)は「こうした時期だからこそ、一人でも多くの人に希望を持ち、笑顔になってもらいたい」と話している。