草加市

「野菜で子ども育て隊」、ジャガイモ100㌔収穫 草加

 ボランティアの高齢者らが野菜を栽培し、草加市内の子ども食堂などに寄付する〝農福〟連携プロジェクト「野菜で子どもを育て隊!」(草加市市社会福祉協議会主催、NPO法人『うるおい工房村』協力)の初めてのジャガイモ収穫が8日、同市栄町の畑で行われ、約30人が参加した。

 2月に「メークイン」「男爵」「キタアカリ」の3種類の種イモを植え、メンバーが交代で水や肥料をやり、芽かきなどして、同日の収穫となった。

 メンバーが元気よく掘り出すと、大小鈴なりのジャガイモが次々と姿を現し、あちこちで歓声が上がった。この日は計約900個、約100㌔の収穫となった。

 「うるおい工房村」の吉田光明理事長(77)は「出来具合も量も予想以上。3種類あるので、いろいろな料理に使ってほしい」と喜ぶ。指導した松伏町の澤田農園の澤田訓男さん(73)は「入梅頃と見込んでいたが、よいタイミングで収穫できた」と話していた。

 ジャガイモは、畑近くの高齢者らの居場所「さかえーる」に運ばれ、泥をきれいに洗い落として、希望する子ども食堂などに寄付される予定。

 同隊は7月には秋冬野菜の種まきを予定している。