高齢者の交通死傷事故が多発しているため、草加市交通対策課は18日、同市谷塚文化センターで、「高齢者向け自転車講習会」を開き、12人が参加した。
県防犯・交通安全課の安全運転推進員が、脚力や視野、聴力など身体機能の低下による危険の見落としを注意喚起し、交通事故、違反の形態について事例をあげて説明した。
この後、参加者は実際に自転車に乗り、信号のある交差点での横断、右左折などを、草加警察署員の指導で正しい運転方法を学んだ。また、ブレーキやライト、サドルの高さなどの点検、左右の安全確認をはじめ、駐車中の車がある時は降りて押し歩きする―など、さまざまな場面での安全運転を体験した。さらに、電動アシスト自転車、電動カート、電動車いすの試乗体験もあった。
参加した谷塚町の主婦(84)は「買い物で自転車を使うので、事故に遭わないようにしたい。ルールなど勉強になった」と話していた。