昨年11月の「秋の叙勲」で「旭日小綬章」を受章した草加商工会議所の野崎友義会頭(71)の叙勲受章祝賀会が2月26日、東京都千代田区の帝国ホテル東京本館2階・孔雀の間で行われ、約500人が出席した。
午後5時から始まった式典では、砂で絵を描いて物語をつむぐ「サンドアート」の映像が流れ、”よさこい踊り”と共に野崎さんが舞台に登場。本人の経歴や、東武スカイツリーライン・旧松原団地駅の「獨協大学前<草加松原>」への駅名変更、草加市伝統産業のゆかた染め製品のPR――などの功績などが読み上げられた。
浅井昌志・草加市長をはじめ、県商工会議所連合会の池田一義会長らが祝辞を述べた。また、大野元裕県知事も駆け付けて、「草加市において、指導的な立場で経済と新型コロナウイルスの感染予防対策を行っていただいた。地域における指導的な役割として今後の活躍が期待される」と祝辞を述べた。
式典では、受章記念として野崎さんの3人の孫による花束贈呈があり、発起人らが、ワインコルクで作った野崎さんの自画像などの記念品を贈った。マジックショーなどのアトラクションのほか、一足早い誕生日のケーキがサプライズで登場し、会場を盛り上げた。
最後に野崎会頭が自身の半生を語り、「今回の受賞は長い間支えていただいた諸先輩や皆さまを代表して受けたもの」とし、「今後も地域経済の発展に尽力して行く」と決意を述べた。