「草加ライオンズクラブ」(小林正俊会長)は17日、環境問題の啓発用DVD「地球温暖化防止教室」を、市内の全小中学校全32校と同市教育委員会に寄贈した。
この”温暖化防止DVD”は、公益財団法人ライオンズ日本財団がNPO法人「世界環境改善連合」と「神奈川県環境農政局環境部」の協力を得て制作したオリジナル映像作品。
内容は、花の精のような「ユリリン」と、鳥のような「シーガル博士」というふたりのキャラクターが、会話形式で地球温暖化について考えていくもの。「地球温暖化の原因を作っているのは人間」。ならば温暖化を止めるにはどうすればよいか――との問題提起から始まる。
温暖化の原因は、地球を取り巻く温室効果ガス。その温室効果ガスによる影響や、どのような行動を取ると増加するか、どうすれば発生を減らすかなどが語られている。
また、「一人ひとりの小さな取り組みが、日本全体、地球全体ではとても大きな温室効果ガスの削減を生み出す」と指摘している。
この映像を見て学んだことを確認する簡単なクイズもある。
市役所で行われた寄贈式で、DVDを受け取った浅井昌志市長は「学校として、市として、啓発活動に努めていきたい」と謝辞を述べた。
小林会長(46)は「ラインズクラブが全国で行っている、この活動を通して、子どもたちが環境問題に意識を向け、地球を守っていくという気持ちになってもらえれば」と話した。