草加市

三菱自などと災害時協定

 草加市はこのほど、「三菱自動車」(加藤隆雄社長)、「東日本三菱自動車販売」(長田昭夫社長)の2社と「災害時の電動車両等の支援に関する協定」を締結した。
 この協定により市は、市内での災害発生時に2社と連携し、電動車両(試乗車)「プラグインハイブリッドEV」を借り、避難所などに配備して電力供給の補助などに利用することができる。同車両はガソリン満タンで、バッテリーがフル充電の場合、一般家庭10日間分の発電量があるという。また、バッテリーが空になった場合は自動でエンジンを回し、充電する機能もあり、充電中でも電気を使用することが可能という。
 締結式には三菱自動車の加藤雄一・国内地区統括部フィールドマネージャー、東日本三菱自動車販売の橘佳峰・第3営業本部長らが来庁し、「荒れた路面でも4WDのシステムを使い、車両を届けることができる。走る発電機、蓄電器として市民の皆さまの安心安全につなげ、活用していただきたい」と述べた。
 また、市役所に近い東武スカイツリーライン高架下の防災備蓄倉庫脇スペースで、給電のデモンストレーションが行われ、浅井昌司市長も関心を寄せていた。