草加市

「安行車両パト」総理大臣賞

内閣総理大臣賞表彰された「安行車両パトロール隊」

 草加市内の自主防犯活動組織「安行車両パトロール隊」(荒木仁隊長)が「安心安全なまちづくりに功労があった」として、10月15日、内閣総理大臣表彰を受けた。
 同隊は2004年10月、同市苗塚町でバイクによるひったくりが頻発したため、草加安行ブロック長の内田佳伯さん(77)が呼びかけ人となって「安行ブロックパトロール隊」として発足した。
 以来、毎日の小学校の登下校時の見守りや、週4回、青色防犯パトロール車を使って、夜間の防犯パトロールを続けてきた。
 17年には、青色防犯パトロール車が3台に増え、現在の「安行車両パトロール隊」に名称を変更した。設立当時、パトロール範囲は4町会だけだったが、現在は14町会までに活動地域を拡大し、見守り活動やパトロール活動を続けている。
 毎週1回、警察と連携して特殊詐欺被害防止を目的とした戸別訪問も行ってきた(昨年からコロナ禍のため、戸別訪問は中止)。
現在、54人の隊員が地域に根差した防犯活動を取り組み、これまでに全国防犯協会連合会や県知事からも表彰されている。
 荒木隊長(75)は「地域の皆さんの努力が評価された結果で、誇り」と受賞の喜びを話している。
 また、内田会長は「高齢者への特殊詐欺防止の注意喚起は、先代を慈しむ心の表れ。自分たちのまちの安全を守る活動を推進していきたい」と受賞を喜び、今後の意気込みを語った。