草加市の特別な3日間のトップを切って11月2日に行われた「草加ふささら祭り」はあいにくの雨模様となり、ステージの出演団体や出展者は出場を見合わせ、和船で綾瀬川から草加の風景を楽しむ「そうか松原和舟の会」や水生生物、水質調査、Eボート(10人乗りの大型カヌー)を行う「綾瀬川再生21事業2024」は中止となった。メイン会場のステージや隣接する市道1050号線で行われた市民パレードプログラムはわずかな出演団体が会場を盛り上げていた。
一方、グルメコーナーや雑貨販売などの模擬店のテントでは売り子が大きな声で客の呼び込み。グルメコーナーでは、市内の福祉施設が大学や洋菓子メーカーと連携したコラボスイーツ「小松菜パウンドケーキ」2種の販売が行われたが、雨で客足は限定的だった。
また、ミニSLなどはテントを張って実施。ミニSLに乗車した親子は「やっていないかと思ったけど、来てみてよかった」と喜んでいた。
開会式で同市観光協会の佐々木勲会長は「雨天だが、楽しんで心の一ページに残して」と強調。山川百合子市長は「温かく深い思いの詰まったふささら祭りを楽しんで」と話していた。