草加商工会議所や草加地区雇用対策協議会、ハローワーク草加(草加公共職業安定所)は7月24日、草加市文化会館で「ドライバー就職応援キャンペーン~草加地域就職面接会~」を実施した。
物流業界を中心にバスやタクシーなどのドライバー不足が深刻化する中、今年は27社が参加。面接希望者約50人が会場を訪れた。今回は初の試みとして参加会社が実際に使用するパッカー車(ごみ収集車)や2㌧、3㌧トラック、タクシーや観光、路線バスなど多くの車種を駐車場に展示。中には展示車両の運転席に座りながら担当者と真剣な表情で話す人もいた。
参加者からは「大型免許を持っていないので、まずはセールスドライバーから始めたい」「関係会社の運転手を希望した。ブースで話をじっくり聞くことができ、働いてみたいと思った」「初参加だが参加者が多くて驚いた。希望した会社に採用されたい」などと高い評価があった一方で、「ブースを車種ごとの会社に分けてほしい」などの要望も見られた。
ハローワーク草加の真田和彦所長は「草加管内での運転従事者の有効求人倍率は非常に高く、業界では人手不足が続いている。求職者は積極的に実車を見て説明を受け、応募の判断材料にしてもらいたい」と話していた。
また、同会議所の野崎友義会頭は「実際に使用する車両を今回初めて駐車場に展示したが好評だったので、今後も面接会では車両展示を行いながら実施したい」と言明。さらに「これまでに約200社が参加し、面接参加者は約350人、採用は約60人」と実績を強調した。