通学路の熱中症予防
草加市教育委員会はこのほど、児童生徒の登下校中の熱中症を未然に防ぐため、日傘や冷却タオルなどの使用を認めると発表した。
既に市立小中学校全校に通知しており、通学中、周囲の安全確認や人に配慮した上で、立ち止まって水分補給をすることも許可した。また、中学校では期間を定めて、体操着や帽子着用での登下校を可能にした。
さらに、登下校の荷物を軽減するため、ランドセルの代わりに軽量なリュックサックを利用することや、家庭学習で必要な物以外は学校に教材を置いていくことも認めた。ただし、細かな運用方法は、学校ごとにルールを定めるという。
同市教委では「登下校中の児童生徒が熱中症にかかる事例が相次いでいる」とし、「教職員や保護者の目が届かない登下校中の熱中症事故を未然に防ぐため、対策の明確化を決めた。今後も実情に合わせて対策を講じ、熱中症予防に努めていく」と話している。