草加警察署は6月29日、振り込め詐欺被害を水際で食い止めた、「埼玉りそな銀行松原支店」(瀬村泰紀支店長)のロビー担当、鈴木由紀子さんと営業課マネジャーの腰高なつ美さんの2人に感謝状を贈った。
6月15日午前9時30分頃、来店した70代男性が市職員を名乗る男性から「医療保険制度の変更に伴い、還付金が戻る」との連絡を複数回受けたと話した。男性は振込先の金融機関と間違えて同銀行に来店したため、「他行のATMの場所を教えて欲しい」と鈴木さんに話した。このため、鈴木さんは詐欺を疑い、腰高さんにも伝えて被害を未然に防いだ。男性は警察が到着してようやく詐欺だと理解したという。
2人は「通常業務を当たり前にこなしただけ。市民の方の財産を守れて本当によかった」と話した。