草加市

カヌー楽しみ、環境美化

 今春、発足した「越谷市カヌー協会」(松永泰会長)がこのほど、越谷市愛宕町の綾瀬川・蒲生船着場で、「こしがやファミリーカヌー体験会」を開き、小学生から大人まで親子連れら約50人が参加した。

 同カヌー協会は、草加市の市民団体「草加パドラーズ」(木村高明会長)のメンバーが、新たに設立した団体で、草加パドラーズと協力しながら、環境美化活動を続けている。そのため、今回の体験会にも、草加パドラーズが全面協力している。

 体験会では、最初に参加者らが、2、3人に分かれて、協会のメンバーと一緒にカヌーに分乗して、船着き場から上流に向かった。

参加者は慣れない手つきでパドルを操り、往復約200㍍をこいでみた。この往復の過程で、協会メンバーが、参加者らの“パドルさばき”や、腕力の有無などを見極めて、「1人で乗れますよ」「免許皆伝ですね」などと1人でも乗船可能かを見極めた。

 メンバーに太鼓判を押された参加者は、協会メンバーが見守る中で、1人でカヌーをこいでいた。1人で乗ってみたいと希望する子どもたちは、陸上でパドル操作のレクチャーを受けた後、綾瀬川にこぎ出していた。

 母親と来場した齊藤大智君(12)(越谷市立大間野小6年)は、「川の上は気持ちいい。景色が変わって面白かった」と笑顔を見せ、母親の千秋さん(42)は「コロナ禍で遠くに出かけることはできなかった。夏休みの思い出になった」と喜んでいた。

 松永会長(52)は「未経験者には操作方法を丁寧に教えるので、まずはカヌーに親しんでもらいたい」とし、「今後は少しずつでも、環境美化につなげていけるよう考えたい」と話していた。

 同協会はカヌーや環境美化を楽しむ仲間を募集している。
 <問い合わせ>越谷市カヌー協会の松永さんTL080・2582・1367。