活気あふれる節分祭に
春の節分に当たる3日、草加市瀬崎の浅間神社で「節分祭追儺式(豆撒き)」が行われ、多くの来場者でにぎわった。
今回は2部制で、1部では子どもが、2部ではこれまで通り大人が神楽殿の上から豆やお菓子をまいた。子どもたちが神楽殿から豆をまくのは今回が初めて。法被を着た小学生までの子どもたち55人が交代で、元気よく声を出しながら豆をまいた。どの子も「神楽殿に上がれたし、友だちが投げた豆やお菓子を受け取ってくれてうれしかった」と喜んでいた。
子どもの姿を見守っていた保護者たちも「これまでのような夕方でなく午後2時からの開催だったので、子どもたちを無理なく参加させられた」と時間の配慮を感謝していた。会場にはキッチンカーも出て、活気あふれる追儺式となった。
氏子総代の浅古八郎さん(79)は「地域コミュニティーを生かした伝統行事、神事で、子どもたちの思い出になったはず。これを機に神社の歴史を知ってほしい」と述べ、「氏子青年会のアイデアが参考になった。協力、参加してくれたすべての皆さまに感謝したい」と話していた。