「草加市地場産業振興会」兼「そうか革職人会」の伊藤達雄会長は、同市伝統産業展示室「ぱりっせ」(同市文化会館1階)で、皮革製品の修理・修繕を受け付けているとPRする。
「ぱりっせ」は、製品の多角化や地場産業の発信力を高めることを目的に今年5月、大幅にリニューアル。そのPRも兼ねて、同会は皮革製品の修理・修繕の受け付けをしているという。
同会によると、修理・修繕の対象となる物で、金額や担当者は異なり、見積もり金額に納得した場合のみに成約となる。また、ブランド品の修理・修繕も可能だが、同会による修理・修繕後に「改めてブランド会社へ持ち込んだ場合は、保証が効かないので、事前に了承する必要がある」と注意を呼びかけている。
なお、修理では付属品などはメーカーの物を使用するという。
伊藤会長(69)は「皮革製品は高額な物が多く、長年愛着を持って使用される方が多い。製品が劣化した場合でも廃棄せず、修理・修繕することで再び長く使用することができる」と話している。
同会は、「SNS」(ソーシャル・ネットワーキング・システム=ツイッターやインスタグラムなど)でも情報発信し、老若男女が興味を持つような商品構成や特別セール、地場産業の毛皮の販売会などさまざまな企画を考えているという。