草加市

児童生徒の見守り放送

 草加市はきょう4日から、平日午後3時に実施している「下校時見守り放送」を小中学生の声で流すことにした。

 同放送は2006年から、児童らの下校時間に合わせて放送され、他の防災行政無線放送と同じ“合成音声”を使ってきた。しかし、合成音声の防災行政無線放送は、一般市民向けの案内や告知など多岐にわたるため、放送を耳にした市民らが「下校時見守り」とわかるよう、子どもの声に変更することにしたもの。

 放送に協力したのは市立両新田中学校と両新田小学校、新里小学校の3校から2人ずつの計6人。広報文も同市危機管理課と児童生徒が一緒に考えたという。

 9月22日、市役所5階の行政無線放送室で、両新田中2年の鈴木颯斗君(13)と三上楓さん(同)の2人が収録した。収録したのは、下校時の「防災行政無線放送」をはじめ、危険を感じたら助けを求めるよう呼びかける「車両パトロール用防犯啓発放送」、歩行者や自転車、車の運転手に呼びかける「車両パトロール用交通安全啓発放送」の3本。収録を終えた2人は「自分たちの声が地域の安全に役立てるのがうれしい」と話した。

 放送の声は新里小が本日から12月22日まで、両新田中が来年1月13日から3月22日まで、両新田小は令和4年度の1学期を予定している。