草加市

草加でラジオ体操講習会

 草加市と同市ラジオ体操連盟主催の「ラジオ体操指導員講習会」が6月27日、市民体育館で開かれ、各地区のラジオ体操愛好会などの指導者や一般市民など約90人が参加した。

 同市ラジオ体操連盟は、毎月第1日曜に草加松原遊歩道で、「松並木ラジオ体操のつどい」を実施しているほか、元旦や夏休みのつどい、市内小学校での普及活動など行っている。コロナ禍で相次いで中止される中、今回はラジオ体操の普及啓発事業の一環で実施された。

 同日は1981年から2010年までの29年間、ラジオ・テレビ体操の指導者を務め、現在、日本体操研究所所長の長野信一さん(74)、テレビ体操の現役アシスタント、戸塚寛子さん(23)が招かれ、ラジオ体操の一つひとつの動きを実演しながら、筋肉の動きや効能などを解説した。みんなで音楽に合わせて、正しい動きを確認しながら、ラジオ体操第1・2、みんなの体操で汗を流した。

 長野さんは「3分間の体操で13の動きがあり、約400の筋肉を動かしている。毎日継続することで腰痛予防などの効能を実感してほしい」と話していた。

 参加した同市吉町の主婦(75)は「1年ぐらい前から毎朝、地域のラジオ体操に参加している。それぞれの動きにいろいろな効果があることがよく分かった」と話していた。