草加市の現役や元看護師らでつくる市民団体「みんなの保健室 陽だまり」(服部満生子代表)が、地域交流の場「さかえーる」(同市栄町1丁目)で、毎月第2木曜に開いている「読み聞かせの会」が好評だ。
同団体は市内各所で心身の健康づくり活動を行っている。同市社会福祉協議会が管理する空き家を活用した地域交流の場「さかえーる」は拠点の一つで、毎週木曜にさまざまな活動をしている。
中でも、第2木曜の「読み聞かせの会」には10人以上が参加する人気ぶり。ボランティアの紙芝居などのほか、参加者自身が、好きな小説や絵本を持ち寄り、互いに読み聞かせしている。
12日の読み聞かせの会では、「読書ボランティア連絡会」(青柳智江代表)のメンバー3人が怪談「耳なし芳一」などを朗読し、参加者は紙芝居や絵本の朗読などにチャレンジした。「季節感のあるものや話題のものなど毎回変えて、楽しめるよう工夫している」と青柳代表(73)。
子育てサークルの記念文集に書いた手記を皆の前で読んだ70代の主婦は、「子育てで人生が変わった」などと話し、他の参加者らもPTA活動の思い出などを語り合った。
服部代表(75)は「好きな本や読みたい本を皆の前で読むことで、思い出話などに広がり、交流のきっかけになる。脳トレや生きがいづくりなどにもつながる」と話している。
読み聞かせの会の問い合わせは、服部さん(080・6652・7017)まで。