草加市稲荷の枝豆栽培農家「高橋農園」で1日、同市立住吉児童館(池田景一館長)主催の「ふれあい枝豆収穫体験」が行われ、20組約50 人が参加した。
収穫体験を通じて地域の世代間交流を図るのが目的。同館職員の新井綾さんが農家に直接交渉し、昨年から実施しており、今年で2回目となった。
この日は大雨で、ビニールハウス内にも雨が入り込むあいにくの天気となったが、参加者は続々集合。参加費500 円で1組当たり15本の枝豆を収穫できる。説明を受けた後、大きく実った枝豆を見つけては、思い思いに引き抜いていた。中には、子どもの力だけでは引き抜くのが難しい枝豆もあり、家族一丸で楽しそうに収穫していた。
参加者からは、「とても大きくていい枝豆が採れた」「早速、今晩のおかずにしたい」「一つの枝にいっぱい実がついていてうれしくなった」などと、喜びの声が上がっていた。
担当の新井さんは、「枝豆以外にも、ジャガイモやサツマイモの収穫体験、グラウンド・ゴルフなどで世代間交流を実施している。地域の中で知った顔を増やし、いざという時にお互いを支援する関係につながれば」と期待していた。
また、池田館長は「市の特産物などを使って世代間交流を図れるのはすばらしいこと。今後も子どもを中心とした事業を展開していく」と話していた。