草加警察署は8日、同市高砂の丸井出入り口前で、「自転車盗難被害防止キャンペーン」を行い、施錠の徹底を呼びかけた。
6月9日は「ロック(鍵をかける)」にちなんで「ロックの日」とされている。同署管内では自転車盗難が相次いでいることから、この日を前に実施した。
同署管内での盗難数は5月末現在639件、対前年比363件増で、県内ワースト1位。4月末は438件だったため、1か月間に201台もの盗難があったことになる。
キャンペーンには、県警マスコットキャラクター「ポッポくん」や草加市の「パリポリくん」も参加。同署職員や県東部地域振興センター職員、第一生命保険の社員らが、買い物客や自転車の利用者らに啓発品を手渡し、「自宅の敷地内でも油断せず、自転車は動かない物とチェーンなどでロックして」と呼びかけた。
同署によれば、盗難被害に遭うのはスポーツタイプの自転車が多く、二重にロックすることが盗難防止に効果的という。