草加市

草加市/特殊詐欺や注意を呼びかけ 草加署

 草加警察署はこのほど、東武スカイツリーライン草加駅構内で、「特殊詐欺撲滅及び自転車盗難防止」のキャンペーンを実施した。
 「母の日」を前に実施されたキャンペーンで、「詐欺撲滅」や「盗難除け」と書かれた草加せんべいなどの啓発品を手渡しながら、同署生安課職員や市職員、県東部地域振興センター職員や第一生命保険の社員約10人が、特に高齢の女性を中心に注意を呼びかけた。

「母の日」を前に実施されたキャンペーンで特に高齢者の女性に対し、呼び掛けていた

 同署管内での特殊詐欺の認知件数は17件で昨年同期比マイナス1件。金額は約1270万円で昨年同期比マイナス200万円。オレオレ詐欺や、金融機関などの職員を名乗ってキャッシュカードをだまし取る預貯金詐欺が横行している。
 一方、4~5月には市内で自転車の盗難被害が急増し、盗難被害数は438件(4月末現在)。昨年同期より239件も増加しており、自転車の盗難被害数で県内ワースト1位となっている。

 キャンペーンを行った同署職員は「草加せんべいのようなかたい気持ちで、防犯や自転車盗難防止に努めてもらいたい」と強調。特に急増している自転車については、「自宅に置いている時でも柵などの動かない物と一緒にチェーンを掛けるなどの対策をして、施錠も忘れずに」と呼びかけた。