草加市立瀬崎小学校(奥村勇校長)でこのほど、1年生児童89人を対象にした「防犯&交通安全教室」が開かれた。
新入学児童が犯罪や交通事故などに巻き込まれないよう、市の交通指導員や市職員が毎年行っている。今年度は「お金持ちでも買えない大切な命を自分で守ろうね」をテーマに、4月13日から5月16日まで市内の全小学校で実施された。
この日の教室では「知らない人にはついていかない」「不審者に出会った時は防犯ブザーを使用する」など、防犯の注意事項や防犯ブザーの使い方を習った。また、「道路に急に飛び出さない」「横断歩道の渡り方」「運転手の死角になるので車の近くで遊ばない」など、交通安全についてクイズなどで学んだ。
車の陰から飛び出したダミー人形が別の車にひかれる衝突実験を見せると、びっくりして怖がる児童も多かった。
車の死角を学ぶため、パトカーの運転席に座った浦山譲治君(6)は「パトカーに乗れてうれしかった。運転席から見たら、車の近くにいる友だちは全然見えなかった。車の近くで遊んではいけないと思った」と話していた。奥村校長は「体験重視のプログラムで、子どもたちも防犯や交通安全について実感できた。学校の周りは幹線道路のほか、見通しの悪い危険な道も多いので、特に交通事故に遭わないよう気をつけてもらいたい」と話していた。