八潮市 草加市

バレエと音楽で啓発 7月に八潮で 社会を明るくする運動

 草加八潮地区保護司会( 乕溪(とらたに)文有会長)は7月1日、「第73回社会を明るくする運動」を八潮市中央の八潮メセナホールで開催する。共催は草加八潮地区更生保護女性会。オープニングセレモニーに続く「音楽とバレエでめぐる世界の旅」では、東京シティ・バレエ団ソリストの植田穂乃香さん、バイオリニストの竹前景子さん、ピアニストの山本典子さんによるバレエと演奏があり、誰でも楽しめる内容となっている。
 この運動は、犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場で力を合わせ、安全・安心な明るい地域社会を築くことを目的に、法務省が主導している全国的な運動。保護司は立ち直りを支えている民間ボランティアだ。同保護司会は同運動や保護司の活動を啓発するため、毎年、趣向を凝らしたイベントを行っている。
 今回出演する植田さんは、4歳から高橋富美子氏の高橋バレエ学園でバレエを始め、2011年にローザンヌ国際バレエコンクールでセミファイナリストとなった。ドイツ・カールスルーエ州立バレエ団を経て、東京シティ・バレエ団で主要な役を踊るなど活躍を続けている。
 竹前さんは上野学園大学卒業後、ウィーンに留学し、ウィーンアンサンブルコレギウムドロテウムと協奏曲を共演したほか、帰国後は国内外でソロコンサート開催やソリストとして活躍している。山本さんは大阪芸術大学卒業。さまざまなコンクールで入選し、クラシックのみならずオールジャンルの演奏を行っている。2人とも草加市演奏家協会会員で、地元でのコンサートも多い。
 開場は午後1時。1時30分から1時55分までオープニングセレモニーの後、2時10分から3時30分までコンサートが開かれる。入場無料。
 <問い合わせ>草加地区更生保護サポートセンター☎935・7283。