春日部市は16日、今年1月に開庁した同市役所の新庁舎が今年度のグッドデザイン賞を受賞したと発表した。受賞したのは同市と設計に当たった久米設計、スタジオテラ。
同市によると、「ひだまりホール」「かすかべっ子ルーム」「カフェブルーミーズ春日部」「まちなかひろば」で構成される「まちのコモンスペース」の設置により街と庁舎と市民が一体となった風景や、本庁舎の執務室を2階以上とし、豪雨時などの浸水リスクの低減を図ったことなどが評価されたという。
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会の主催で、デザインが優れた製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなどさまざまな物事に毎年贈られる。
新庁舎は鉄骨造・鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て、延べ床面積2万4261平方メートル。
防災面では強力な非常用発電機を備えているほか、環境面では国や県の定める基準で最高ランクを取得している。
春日部/新庁舎にグッドデザイン賞