三郷市彦成に2月13 日、多世代交流施設「三郷市立希望の郷交流センター」が開館した。これに先立ち2月10日、開館記念式典が行われ、関係者ら約50人が参加した。
国土交通省や厚生労働省の交付金を活用。総工費約12億円をかけ、2021年9月から今年1月31日まで建設されていた。防災備蓄倉庫を含め延べ面積は約1950平方メートル。交流センターは鉄筋コンクリート造り2階建て、防災備蓄倉庫は軽量鉄骨造り2階建て。
施設1階には交流スペースや多目的スペース、北児童館などのほか、60歳以上の人が無料で利用できる男女別の温浴室を備える。2階には会議室、和室(茶室として利用可)、調理室、音楽室、多目的室などのほか、「市役所出張所」が設置され、これまでみさと団地出張所で行っていた各種届け出や証明書発行などの業務を担う。
乳幼児連れも気軽に利用できるよう、1階と2階に授乳室を設置。また、災害時に利用できる機能として、敷地内駐車場裏側に「マンホールトイレ」、施設南側エントランス前に「かまどベンチ」を備えている。
開館記念式典では施設の名称を考案した瑞穂中学校1年の口田優希君(13)、栃山維吹君(同)、野田陽斗君(同)、齋藤碧生君(同)の4人も出席し、除幕式などを行った。