「第54回みさとシティハーフマラソン~かいちゃん&つぶちゃんマラソン~」が2日、セナリオハウスフィールド三郷(三郷市陸上競技場)周辺を会場に開かれ、北は北海道、南は福岡県から約3000人が参加した。
同市スポーツ協会主催、同マラソン実行委員会主管、同市、同市教育委員会、東武よみうり新聞社などが後援し、3年ぶりに開催された。同競技場は開催できる競技の幅を広げるため、昨年以来、第4種からの格上げを目指して整備を進めてきたが、今月1日付で日本陸上競技連盟第3種公認を取得して初めての記念すべき大会となった。
競技種目は、ハーフマラソン、10㌔、3㌔、1・2㌔の4種目。さらに男女別や年齢別、学年別などで部門が細かくわけられている。大会には、女子100㍍、200㍍で歴代2位の日本記録を持つ、市PR大使の髙橋萌木子(ももこ)さん(34)や、日本大学陸上競技部の選手もゲストランナーとして参加。髙橋さんは小学生らを激励しながら1・2㌔を走った。
10㌔女子39歳以下の部で優勝したさいたま市の須河沙央理さん(30)は「知り合いに誘われて一緒に出場した。フラットで風もなく、沿道の応援が励みとなって走りやすかった。来年もぜひ参加したい」と喜びをかみしめていた。
大会前の式典では、一昨年の東京五輪を機にスポーツ交流などを深めてきたギリシャのソフィア・サコラファ陸上連盟会長からのビデオメッセージが紹介され、「『みさとシティハーフマラソン』が『アテネハーフマラソン』と姉妹マラソンになることを強く望む」と述べた。これを受けて木津雅晟市長は「三郷市とギリシャの絆がますます深まることを期待したい」と述べた。
また、ギリシャのディミトリオス・カラミツォス・ジラス駐日大使も来場し、ランナーを激励するとともに、表彰のプレゼンターを務めていた。