三郷市

三郷市/髙橋さんが指導 「小学校合同陸上教室」で

 2024(令和6)年4月に学校統合が予定されている三郷市立前間小学校と同後谷小学校の児童らを対象にした「合同陸上教室」が昨年12月、前間小の体育館で行われた。
 走ることや体を動かすことの楽しさを学び、両校の交流を深めることを目的とした教室で、両校の4年生から6年生までの希望する児童20人が参加した。講師は前間小の卒業生で、三郷市PR大使も務める元陸上選手の髙橋萌木子さん(34)が務めた。

走り方を指導する髙橋さんと教わる児童ら

 教室は4班にわかれ、準備運動や体を使ったジャンケンなどで体を温めてからスタート。髙橋さんは要所要所で姿勢をよくしたまま走る、腕の振り方を覚えて走るなど、早く走るためのポイントを説明し、児童らは正しい走り方を一つずつ確かめるように短い距離を何本も走った。
 1時間程で走り方は劇的に変わり、見守っていた教諭らからも「走り方がよくなった」との声が上がっていた。

 前間小6年の澤路真音さん(12)は「走るのは好きだったが、走る時の正しい姿勢や腕の振り方を知り、もっと好きになった」といい、後谷小4年の中山咲真さん(10)は「3学期の持久走では教わったことを生かしたい」と話した。その後、2人とも「髙橋さんと一緒に走れてうれしかった」と声をそろえた。

 髙橋さんは教室の最後に、「好きなことを続ける」「自分のことを信じる」「できることをもっとできるように」と子どもたちを激励した。また、「運動が好きでも苦手でも、体を動かすと楽しいと思ってもらえたら」と言葉を続けた。